静岡市駿河区の皮膚科医院 医療法人社団ヴェリタス 静岡曲金クリニック
種別 | 病名 | 治療 | 当院対応 |
青 あざ |
異所性蒙古斑 太田母斑 |
Qスイッチルビーレーザー Qスイッチアレキサンド ライトレーザー |
あり |
赤 あざ |
術状血管腫 | ダイレーザーQスイッチ YAGレーザー |
なし |
茶 あざ |
扁平母斑 | Qスイッチルビーレーザー | あり |
黒 あざ |
色素性母斑 | 手術 | 一部あり |
白 あざ |
尋常性白斑 | エキシマレーザー | あり |
太田母斑は顔面に生じる褐色から淡青色の色調の母斑で、その色は色素の深さや密度によって異なります。 この母斑はその出現時期から、生下時よりもしくは生後まもなく濃くなる早発型と、思春期、結婚後、妊娠時、出産後、 閉経後のようにホルモンバランスが崩れるときに色が濃くなる遅発型があります。 日本人での発症頻度は1%程度と報告されています。
蒙古斑は生後4~5ヶ月に最も色調が濃くなり、1才未満より退色しはじめて通常は自然に退色します。
異所性蒙古斑は成人の3~4%に残存し、特に色調の濃いものや、灰色調の広範囲のものは残存する傾向があります。
交通事故や擦過傷などで砂、土、コンクリート、アスファルト粉などの微小な異物が真皮に沈着したことによって生じる刺青です。
いわゆる茶色のあざです。再発する例も多いですが、薄くなります。
Qスイッチルビーレーザーは、694nmの波長のレーザーを 3nmsecの短い時間に照射します。メラニンの異常組織だけを破壊し、コラーゲンやヘモグロビンの正常組織にはダメージを最小限にするというものです。
太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑、外傷性色素沈着
ちょうど輪ゴムではじかれたような痛みです。 通常麻酔のテープやクリームを使用して治療します。
広範囲に及ぶあざの場合は局所麻酔をすることもあります。
レーザー光線は目に照射すると危険です。治療中はゴーグルで目を保護します。まぶたの上を照射するときは表面麻酔の点眼をした後にシリコンプロテクターを挿入して保護します。全身に悪影響はありませんがレーザー照射した皮膚は軽い火傷状態になり、5~7日保護します。これは通常跡は残りません。
面積や部位、深さによって変わってきます。小さなものでは1回で終わるものもありますが、症例によっては5~6回以上必要なものもあります。治療効果は2~3ヶ月して徐々に現れてきます
太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青は5回まで、扁平母斑は2回までは健康保険が適応になります。
この回数をを超えるものについては自費での治療が必要になります。 3割負担の方は以下の金額の30%が窓口での支払いになります。
治療範囲 | 治療費 |
---|---|
4㎠未満 | ¥20,000 (3割負担 ¥6,000) |
4㎠以上 16㎠未満 | ¥23,700 (3割負担 ¥7,110) |
16㎠以上 64㎠未満 | ¥29,000 (3割負担 ¥8,700) |
64㎠以上 | ¥39,500 (3割負担 ¥11,850) |
ひりひり感は2時間ほどで改善、赤みは翌日には消失し、数日以内にかさぶたができます。かさぶたを剥がしたり擦ったりしないことが大切です。1週間程度でかさぶたが自然にはがれます。2~3週間後より炎症後色素沈着が出ることが有りますが通常3ヶ月程度で自然に消失します。治療後は日焼け止めを塗り紫外線を避けて下さい。
通常3ヶ月以上あけます。治療による炎症後の色素沈着が長く残る場合はさらに長い間隔をあける必要があります。