医療法人社団ヴェリタス 静岡曲金クリニック

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内科・皮膚科
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保険外・美容
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静岡市駿河区の内科医院 医療法人社団ヴェリタス 静岡曲金クリニック

膠原病リウマチ

膠原病リウマチ

関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの膠原病とその類縁疾患だけでなく、鑑別が必要な変形性関節症、脊柱管狭窄症などの関節疾患、ロコモーティブ症候群などの診断治療をリウマチ専門医が行っています。

膠原病とその類縁疾患

  • 1.関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎、混合性結合組織病、結節性多発動脈炎、 シェーグレン症候群、ベーチェット病、リウマチ性多発筋痛症、側頭動脈炎、成人発病スチル病、抗リン脂質抗体症候群、 再発性多発軟骨炎、強直性脊椎炎、大腿骨頭壊死、原発性胆汁性肝硬変、若年性特発性関節炎などの膠原病とその類縁疾患
  • 2.変形性関節症、痛風、偽痛風などの関節疾患による腰痛、膝痛、頸部痛

臓器特異性自己免疫疾患

甲状腺疾患(橋本病、バセドウ病)、1型糖尿病、悪性貧血、特発性血小板減少性紫斑病などの臓器特異性自己免疫疾患

膠原病とは

膠原病は本来、外敵(細菌、ウイルスなど)から自分を守る免疫システムに原因不明の異常が起こり、敵と味方の区別ができなくなり味方をも攻撃してしまう病気です。
関節が攻撃される関節リウマチ、皮膚、腎、脳など全身の臓器が障害される全身性エリテマトーデス、筋肉が侵される皮膚/多発性筋炎、皮膚が硬くなる強皮症、眼や口腔内が乾燥するシェーグレン症候群というように主に侵される部位から病名が付いています。

発熱、全身倦怠感、体重減少、リンパ節腫脹、冷たくなると手先が真白になるレイノー現象などが共通の症状で風邪に似た症状で始まるので早期診断が困難な病気です。
異常な免疫だけを治す特効薬はなく、正常も含めて免疫を抑える治療が主体で副作用もあります。膠原病リウマチ専門内科医に必ず診てもらうことが大切です。

病気について正しく理解しないと、検査ばかりで治療を受けても一向に良くならないという医師に対する不信感につながり、診断や治療の時期を逸することがあります。

正常免疫イメージ
膠原病イメージ

関節リウマチと検査値

リウマトイド因子(RF)

関節リウマチ患者さんの約80%で陽性です。関節リウマチ以外の自己免疫疾患や慢性感染症でも陽性になります。健康な人でも5~7%は陽性になります

CRP

関節リウマチの疾患活動性をよく反映するので、経過観察の重要な指標となります。炎症範囲の大きさに相関して高値となります。初発のCRPが高値ほど将来の関節破壊が進むため、積極的に治療します。

MMP-3

関節滑膜細胞などで産生される蛋白分解酵素で、関節破壊に深くかかわっています。早期関節リウマチにおいてMMP-3が6~12ヵ月後のX線変化と相関することや、最初の1年間にMMP-3を治療により抑制できた患者さんではその後の関節障害が抑制できたことから、関節予後を予測しうるマーカーとして注目されています。

抗CCP抗体

診断、特に早期のリウマチの診断に有用であるだけでく、今後関節がどのくらい破壊変形するかという関節予後予測因子として有用で、最新のリウマチ反応として注目されています。

白血球、血沈、血小板

関炎症の程度を表します。白血球は現在の炎症(急性)を、血沈、血小板は慢性の炎症を反映します。しかし、いろいろな要因で変化するので全ての検査結果をみて判断する必要があります。

検査・診察イメージ
検査・診察イメージ
検査・処置イメージ
検査・処置イメージ
検査機
検査機

膠原病リウマチの治療

当院はリウマチ専門医が医学的根拠のある最新の治療を行っています。
関節リウマチの画期的治療である生物学的製剤は全て当院で実施しています。

生物学的製剤の特徴

薬剤 作用部位 特徴 費用 適応疾患
レミケード
  • TNF-α
最初の生物学的製剤、MTX併用必須、中和抗体できやすい 24,000円
(15,000円)
RA,JIA,Ps, PsA,BC、
Crohn,UC,AS
エンブレル
  • TNF-α/β
妊娠での安全性高い、半分量で維持できることが多い 37,000円
(22,000円)
RA,JIA
アクテムラ
ケブザラ
  • IL-6
CRPがゼロになるので感染症の見逃しやすい、一番廉価 23,000円
35,000円
RA,JIA
ヒュミラ
  • TNF-α
世界でもっとも使われている、適応疾患も多い、MTX併用が望ましい 36,000円 RA,JIA,Ps, PsA,BC、
Crohn,UC,AS
オレンシア
  • CTLA4
効果は遅いが効けば継続率高い、安全性高い 33,000円 RA
シンポニー
  • TNF-α
月一回の皮下注射で利便性がある 36,000円 RA
シムジア
  • TNF-α
妊娠にとって最も安全、自己注射で力が要る 37,000円 RA
ゼルヤンツ
  • JAK1,2,3
飲む生物学的製剤、帯状疱疹が出やすい 45,000円 RA
オルミエント JAK1,2 飲む生物学的製剤、帯状疱疹が出やすい 45,000円 RA
ベンリスタ BLyS SLEで本邦最初の生物学的製剤 29,000円 SLE
リツキサン CD20 日本では適応は血管炎、欧米ではリウマチでよく使われる 47,000円 GPA,MPA,
  • ※RA:関節リウマチ、JIA:若年性特発性関節炎、Ps:尋常性乾癬、PsA:乾癬性関節炎、Crohn:クローン病、BC:ベーチェット病、UC:潰瘍性大腸炎、AS:強直性脊椎炎、SLE:全身性エリテマトーデス、GPA:多発血管炎性肉芽腫症、MPA:顕微鏡的多発血管炎

膠原病リウマチに関する質問

膠原病リウマチについて、患者さんより寄せられる質問をご紹介します。

膠原病とはどんな病気ですか?

膠原病はよくわからないけれども怖い病気で怖い治療をされると考えられている方が多いと思います。
簡単に言えば、本来、外敵(細菌、ウィルスなど)から自分を守る「免疫システム」に原因不明の異常が起こり、敵と味方の区別ができなくなり味方をも攻撃してしまう病気です。

関節が攻撃される関節リウマチ、皮膚、腎脳などの全身の臓器が障害される全身性エリテマトーデス、筋肉が侵される皮膚/多発性筋炎、皮膚が硬くなる強皮症、眼や口腔内が乾燥するシェーグレン症候群というように主に侵される部分から病名が付いていますがいずれも全身の臓器が障害されます。発熱、全身倦怠感、体重減少、リンパ筋腫脹、冷たくなると手先が真白になるレイノー現象などで始まり、それぞれの病気に特有な症状が出てきます。風邪に似た症状で始まるので早期診断が困難な病気です。

膠原病は治るのですか?

治療は異常な免疫だけを治すことができれば良いのですが、現在はそのような薬はなく、正常も含めすべての免疫を抑える治療が主体です。従って副作用もあります。

治る病気ではなく、抑えていく病気で、一生つきあって行かなければなりません。病気について正しく理解しないと、検査ばかりで治療を受けても一向に良くならないという医師に対する不信感につながり、診断や治療の時期を逸することがあります。

膠原病はどの科で診てもらったらよいのでしょうか?

膠原病は全身が障害される病気で欧米ではリューマトロジストという内科医が診ています。
日本ではそういう専門内科医の導入が遅れ、皮膚が侵されたら皮膚科、肺なら呼吸器科、関節なら整形外科というように臓器別に各科が膠原病を診てきました。

本来ならば膠原病専門内科医が診るべきですが、その育成が遅れているのが現状です。

日・米・仏の診療範囲比較
日・米・仏の診療範囲比較
関節リウマチの治療で生物学的製剤が最近よく新聞テレビに出てきますがどういう治療ですか?

関節リウマチの関節破壊変形の原因となる物質(サイトカイン)を抑える治療で、日本ではレミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ、オレンシア、シンポニー、シムジア、ゼルヤンツ(認可順)があります。

関節リウマチが治る時代に入ったと言われるほど画期的な薬ですが、決して治癒されるような薬ではありません。それぞれに特徴があり、インターネットやほかの患者さんからの情報で「あれがいいこれがいい」というものではありません。

関節リウマチに限らず膠原病全般に言えることですが、患者さんそれぞれで効く薬効かない薬があるので、経験・知識をもつ信頼関係のある主治医と相談して治療をしていかなければなりません。

関節リウマチの検査にはどんなものがありますか?

関節リウマチを治療していくためには、活動性を評価する必要があります。
活動性をみる指標は、触診、問診による関節所見の他に、血液検査で、リウマトイド因子(RF)、血沈、CRP、白血球、血小板、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP-3)、抗環状シトルリン化ペプチド抗体(抗CCP抗体)があります。

リウマトイド因子(RF):

関節リウマチ患者さんの約80%で陽性です。関節リウマチ以外の自己免疫疾患や慢性感染症でも陽性になります。健康な人でも5-7%は陽性になります。

CRP:

関節リウマチの疾患活動性をよく反映するので、経過観察の良い指標となります。炎症範囲の大きさに相関して高値となります。初発のCRPが高値ほど将来の関節破壊が進むため、積極的に治療します。

MMP-3:

関節滑膜細胞などで産生される蛋白分解酵素で、関節破壊に深くかかわっています。早期関節リウマチにおいてMMP-3が6-12ヶ月後のX線変化と相関することや、最初の1年間にMMP-3を治療により抑制できた患者さんではその後の関節障害が抑制できたことから、関節予後を予測しうるマーカーとして注目されています。

抗CCP抗体:

診断、特に早期のリウマチの診断に有用であるだけでなく、今後関節がどのぐらい破壊変形するかという関節予後予測因子として有用で、最新のリウマチ反応として注目されています。

白血球、血沈、血小板も炎症の程度を表します。白血球は現在の炎症(急性)を、血沈、血小板は慢性の炎症を反映します。しかし、いろいろな要因で変化するので全ての検査結果をみて判断する必要があります。

抗核抗体が陽性で膠原病になると言われたのですが本当ですか?

抗核抗体は自己抗体と言われるものの一つです。抗体は非自己(細菌、ウイルス)に対し作られ自分を防御する物質ですが、自己抗体は自己(自分の体)に対し作られ自分を攻撃するものです。抗核抗体は自己抗体の1つで細胞内成分に対する抗体です。体は細胞でできており抗核抗体は全身を攻撃し、多くの膠原病で陽性になります。

しかし抗核抗体の検査は非常にあいまいな検査で女性で30%弱、男性で10%弱陽性になります。つまり女性1000人のうち300人くらいは陽性になりますが、膠原病患者さんは全部集めても1000人のうち5~6人程度で、抗核抗体陽性のほとんどは正常ということになります。

リウマチは不自由になるけど生命には関係ないと聞きますが本当ですか?

残念ながら旧来の治療を受けている患者さんの寿命は10~15年短いという統計が出ています。しかし現在の最先端の治療を受ければ健常人と変わらないといわれています。

リウマチと寿命
リウマチと寿命
リウマチはゆっくり変形していくので治療はあせってやる必要はないのでしょうか?

20~30年前まではそのように言われましたが実際は発病2年で50%骨破壊が進行します。癌と同じように早期発見早期治療が必要です。

関節リウマチの関節破壊の推移
関節リウマチの関節破壊の推移

医師コラム

膠原病、リウマチ疾患患者の診療に当たっている立場から、関節リウマチの日常生活における注意事項や関節リウマチによる足のトラブル、リウマチ診療における開業医の役割などコラムを執筆しています。