皮膚科について

化粧品の表記に何と書いてありますか？肌の状態が悪いときは中止してくださいと有ります。と言うことはまず、病院にかかるほどに悪いから化粧は中止しましょう。

「化粧はずっとしていません。化粧水をたっぷりつけて乳液までしているだけです。」とほとんどの女性は言われます。化粧とは基礎化粧とメイクアップを指します。

特に幼稚園から小学校低学年に見られるウイルスによる中心が窪んだぷつんとしたイボです。押しつぶすと白い塊が出てきてこの中にウイルスが含まれているので水いぼができると、 周囲がカサカサと皮膚炎を起こし引っ掻くために広がっていきます。アトピー性皮膚炎や乾燥肌の子供によく見られます。１個１個は２ヶ月程度でなくなりますが、 掻くことによる自家接種で他の部分に広がるため完全になくなるのに、平均８ヶ月（６ヶ月から３年）程度かかります。

水いぼは接触によってうつりますが、伝染力は強くありません。幼稚園、保育園で　「水いぼがあるとプールに入れない」と言われるところもあるようですが、 プールの水ではうつりません。水いぼは体の接触による伝染を避けるためにタオルの共有、プールでのビート板の共有を避けることで感染を防げるという日本臨床皮膚科医会・ 日本小児皮膚科学会の統一見解が2013年５月に出されました。

ウイルス感染ですので広がる前に早く治療すべきとの認識がありますが、一般に行われる「水いぼとり」は確実な方法ではありますが、痛みと恐怖を伴うという欠点もあります。 いずれ自然治癒するものだから　広がらないスキンケアをするという考えもあります。一方で、自然治癒が多い半面、アトピー性皮膚炎のある患児は放置しているうちに数が多くなり、 掻いて湿疹や飛び火を併発することもあります。取るなら少ないうちに、しかし多数増えてしまった場合は、スキンケアをして時間待ちをするか、積極的に治療をするのか、一概に言えないのが現状です。

あくまでも本人の状況に応じて治療は選択されるべきものと考えます。

当院では治療は主に１、３、７、８を行っています。

• 1.ピンセットによる圧出：長所　とれば治る、欠点：痛みと恐怖　小さいものはとれないので繰り返し治療する可能性
• 2.液体窒素療法：長所　ピンセット処置より痛みが少ない　短所：痛み、痂皮形成、色素沈着
• 3.サリチル酸添付：長所　痛くない、自宅でできる、欠点；手間がかかる、小さいものは難しい。スピール膏やテープでかぶれることがある
• 4.トリクロロ酢酸・亜硝酸銀（腐食剤）：長所：痛みが軽度　短所：２週間ほど色素沈着が生じる　時に強い接触性皮膚炎
• 5.10%KOH（強力なアルカリ）：長所　痛みが少ない　自宅で可能　欠点　刺激感と不確実性（３０日外用）
• 6.グルタールアルデヒド：長所　痛みが少ない　自宅で可能　欠点　刺激感と不確実性　時に強い接触性皮膚炎
• 7.ヨクイニン内服：長所　痛みない　欠点　効果不確実　毎日内服
• 8.自然に治るのを待つ：長所　痛みなし　短所：スキンケアが必要　しないと湿疹が増悪することあり

注意点：水いぼは放置ではなく、乾燥やかゆみに対する治療は行うことが必要

いいえ。検査で適応の有無をチェックします。適応がある場合は処置日を予約します。

いいえ。改めて検査をして適応の有無を診ます。適応がある場合のみ予約します。